ファイトケミカルとは

ファイトケミカルの「phyto」は植物、「chemical」は化学成分という意味です。つまり直訳すると植物由来の化学成分。具体的には、果物などが紫外線や虫といった有害なものから身を守るために作りだした色素や香り、味、粘液などの成分を指します。

野菜や果物にはビタミンなどの栄養素や食物繊維が含まれています。しかし近年ではカロテンなど、それ以外の「非栄養素」も健康に役立つ作用を持つことがわかり、それらを含めてファイトケミカルと呼んでいます。

そんなファイトケミカルの効能として最も重要なものは、抗酸化作用です。なぜ抗酸化作用が必要かというと、酸化が身体によくない影響を持っているからです。

呼吸によって取り込まれた酸素の一部は、「活性酸素」という体内の成分と反応しやすい状態になっています。活性酸素は、脂肪を燃やすミトコンドリアの働きを抑制したり、脂質を酸化して有害な過酸化脂質を生じさせます。すると老化や病気に繋がりやすくなってしまうと考えられています。

ポリフェノールやカロテノイドといった抗酸化物質、そして大根やわさびなどの辛み成分であるイソチオシアネートなどの含硫化合物が挙げられます。これらは色や辛さを出すものなので、色が鮮やかであったり、独特の風味や刺激を持っている植物に多く含まれています。