ポリフェノールの効果
ポリフェノールには大きく分けて3つの健康効果があります。
-抗酸化作用-
ポリフェノールの一番の効果は抗酸化作用です!人間は生きている限り、大量の活性酸素を生成します。活性酸素は体内の細胞を傷つけ破壊し、時にはガン細胞に変えてしまいます。
破壊されたりガン細胞になる細胞が少しならば、体の自然治癒力や免疫力で直すことができますが、あまりに多いと本当にガンになってしまう危険が高まります。
活性酸素は、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化作用を持つビタミンで除去できますが、中でも強力な抗酸化作用を持つのが、ポリフェノールなのです!
-脂肪燃焼作用-
緑茶に含まれるポリフェノールには、強い脂肪燃焼効果があります!この効果に注目した特定保健用食品なども人気がありますね。
他にも血液中のコレステロールの上昇を抑えたりする効果があるので、生活習慣病対策に適しています。
-抗菌作用-
これも緑茶のポリフェノールなどに特に見られる効果です。菌の増殖を抑えたり、殺菌効果があるので、風邪の予防のためのうがいなどにお茶の出がらしの冷ましたものを使うのも効果的です。
ポリフェノールを多く含む食品
-果物-
果物は鮮やかな色をしているものが多く、その果物の色素の多くはポリフェノールなのです。
【ポリフェノールを多く含む果物のランキング!】
1.プルーベリー
2.すもも
3.いちご
4.ぶどう
第1位ブルーベリー
果物の中で最も多くポリフェノールが含まれているのは、ブルーベリーです。ブルーベリーの濃い青色はアントシアニンというポリフェノールです。
アントシアニンは強力な抗酸化作用があり、心臓疾患や動脈硬化を予防します。また、疲れ目や視力の改善効果もあります!
ブルーベリーは皮だけでなく、実の中まで濃い青色なので、大量のポリフェノールが詰まっているのです!
ブルーベリーには300mgのアントシアニンが含まれています。
第2位すもも(ソルダム)
すももにはタンニンやクロロゲン酸などのポリフェノールが多く含まれています。特に皮の部分にはタンニンが多く含まれています!クロロゲン酸には抗酸化作用や脂肪燃焼効果があります。
すももにはタンニンとクロロゲン酸が合わせて、250mgほど含まれています。
第3位いちご
いちごにはエラグ酸というポリフェノールが多く含まれています。
ポリフェノールは色素なので、いちごの綺麗な赤色がエラグ酸かと思いきや、そうではありません。エラグ酸の色は薄い黄色をしていて、実の中に含まれています。
イチゴには230mgのエラグ酸などのポリフェノールが含まれています。
第4位ぶどう
ポリフェノールといえばぶどうを原料としたワインをイメージする人も多いと思いますが、実はランキングは意外と低いんですね。
ぶどうの紫色の色素がブルーベリーと同じ、アントシアニンです。
おすすめの食べ方は皮ごと食べることです!アントシアニンはぶどうの紫色の色素なので、皮に最も多く含まれるからです。
皮ごと食べるのは抵抗がある場合でもなるべく薄く剥いて、紫色の部分を残すと良いと思います!
ぶどうには200mgのポリフェノールが含まれています。